私の園芸ライフ
ヒロヒロと申します。今日からベランダ園芸のブログを書き始めます。
今日は本当は5月27日、ベランダ園芸を始めてからひと月めです。4月27日からひと月分は振り返りながら書きました。(日付けはあとから修正しました)
振り返りついでに、子供のころから今までの園芸との関わりを振り返ってみました。
その昔、小さな頃は夏休みといえば北海道の祖母の家に行き、広いお庭で花摘みをするのが好きでした。
祖母も母も植物が大好き、まだガーデニングなんて洒落た呼び名ではなく、庭仕事とか園芸と言っていたころですね。
私もその影響を受けて、小さなころの将来の夢はお花屋さん、好きな本は植物図鑑でした。(こども向きの『にわやかだんのはな』という本が宝物)
でもせっかくある実家の庭をいじることはなく、ただお花が好きな大人になりました。
二十代のころ、一人暮らしを始めたアパートのベランダで、私の園芸ライフが始まりました。
小さなプランターにチューリップの球根を植え、ヒヤシンスの水栽培をしたのが最初でした。
陽当たりも風通しも良くないベランダで、ろくに肥料もあげず、柵の上にプランターを乗せていたら風で落下するなど、失敗もありました。
次に引っ越したアパートは近所にガーデニングをしているお宅が多く、よく庭先の花の種をいただいて播いていました笑。
育てた花から種を取って、また播いて育てて、何度も繰り返すうちに先祖返りして、縁が白い朝顔の種から単一な紫だけの花が咲いたり。
アブラムシが出たり、カマキリやてんとう虫が来たり、そのたびに調べていろんな知識が増えました。
図書館で『趣味の園芸』や『園芸ガイド』のバックナンバーを借りて読み漁りました。
お金はないのに、知識と小さな鉢と素敵なお庭への憧れがどんどん増えました。
3番めの部屋は、陽当たりも風通しも良すぎるベランダで、所狭しと鉢を並べました。
トレリス(木製の格子)を取り付け、ハンギングを吊るし季節の寄せ植えを楽しみました。
頂き物の寄せ植えの真ん中に植っていた小さなゴールドクレストがすくすくと人の身長より高く育ったことも。
毎日写真を撮って園芸仲間ができ楽しい園芸ライフだったけど、ジャングルのようなベランダは夏は大変!
室外機の風がよくないからとエアコンは極力使わないか、使っても夜だけにしたり。植物のために人が我慢です。
台風が来るたびすべての鉢を部屋の中に取り込んで、ゴールドクレストは配管に結びつけて。
数日間の旅行前にはお風呂に薄く水を張って浸して行ったこともありました。
ある年、マンションの外壁工事が入ることになり、数ヶ月間足場を組んでシートをかけるからベランダの物はどかすように言われて、泣く泣くベランダ園芸はおしまいにしました。
ほとんどの鉢は実家に引き取ってもらい、ベランダの天井に届くほど大きくなっていたゴールドクレストは…。
私にとってつらい時代を共にしたとても思い出のあるゴールドクレストでした。
そのあとはポトスやスパティフィラムなど観葉植物を室内で育てる程度でした。
それから数年が経ちました。
2年ほど前に引っ越したマンションのベランダは広くて、風通しも陽当たりもほど良い感じ。
こんなうってつけのベランダがあるのに、いつのまに熱が冷めたのか、すっかり園芸の楽しさを忘れていました。
ちょうどベランダ園芸から遠ざかったころに始めたゴルフと、今のマンションに引っ越したころに始めた新しい仕事が楽しくて、数年間そちらに夢中だったのです。
室内にある植物は、スパティフィラムひと鉢のみ。あとはすべてフェイクグリーンです。
ところが今年の春、新型コロナ騒動が起きたのです。これで生活は一変しました。
仕事は休業により自宅待機、趣味のゴルフもできず、旅行も中止になり、お友達とも会えず、自粛生活は毎日が退屈です。
運動不足にならないように、たまに公園にお散歩に行くくらい。こんなに新緑の綺麗な季節なのに…。
ああ、ローズマリーの新芽が伸びている。
そこで思い出したのです。
園芸の楽しさを!
またベランダ園芸をやりたい気持ちが湧いてきました。
ざっと振り返りましたが、私の園芸は苗ではなく種まきから始めるお花が多かったようです。
私のベランダのお花たちは、遊びに来るその時々の恋人に見せたり、失恋を慰めてくれたりしたのです。
あれから年月は流れ…
すっかり乙女とは言えなくなった私が、誰に見せることもないベランダでやる、久しぶりの園芸は…
食べられるものメインです笑。
しかも手っ取り早くできるものを笑。
収穫の喜びを味わいたい!
というわけでベランダ菜園、始めます。